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2010年沖縄平和行進
 日本国内で唯一の地上戦が行われた「沖縄」では、戦闘で一般住民を含めた20万人余りの尊い生命と多くの財産・貴重な文化財が失われ、緑豊かな平和な島は焦土と化しました。1972年5月15日に沖縄は日本に返還されました。しかし、世界で最も危険な基地といわれる「普天間飛行場」などのアメリカ軍基地の多くが今も沖縄本島を中心に残っています。
 反戦・反基地を合言葉に、1978年から始まった「5.15沖縄平和行進」も2010年で33回目を迎えました。大交青年委員会も長年参加をし、自らの足で歩き、目で見て、肌で感じることにより、「平和」な社会へ向けての取り組みを行ってきました。2010年は普天間飛行場包囲行動を行い、約1万7千人もの人々による「人間の鎖」を作り基地を取り囲みました。
 この平和行進を通して、「反戦・平和の精神」が戦争を経験していない若い世代を中心に再構築できるように、また「平和」という言葉の重みを再認識しながら、沖縄県民のみなさんと心と心を結び、平和の思いを訴えていき「美ら島(ちゅらじま)オキナワ」を取り戻せるよう、今後も「5.15沖縄平和行進」に参加していきます。(2010.5)